おいしい笑顔、長崎から
私たちの使命は、“おいしい笑顔”を追求することで、お客様の「幸せ」に貢献することです。
みろくやのコーポレートスローガンである「おいしい笑顔、長崎から。」にはその想いを込めています。
お客様に「おいしい笑顔」になっていただきたい。
「おいしいひと時を通して、あなたや、あなたと一緒に召し上がる方にホッとやさしい気持ちになっていただきたい。」
そんな想いを大切にして、長崎からおいしいちゃんぽん・皿うどんをお届けし続けています。

ちゃんぽんへの想い

ちゃんぽんは優しさから生まれた愛情料理です。私たちは“おいしく”て“栄養たっぷり”で“優しい”ちゃんぽんの魅力を長崎の地から発信し続けています。

皿うどんへの想い

皿うどんは一度に様々な食感や、香り、味を感じられる楽しい料理です。私たちはその楽しさとおいしさでお客様に喜んでいただきたいと考えています。

みろくやブログ

  • 第659号【いつもと違う?2024年晩秋〜初冬】

     今年は夏が終わってからも気温の高い日が続いたせいか、秋らしい涼やかな気候を十分に楽しむ間もなく「立冬」(11/7)を迎えました。長崎の市街地では今月に入り、ようやく街路樹のイチョウやナンキンハゼが色づきはじめています。今年は、全国的に紅葉が遅れたようですが、長崎県の紅葉の名所、島原半島の仁田峠(雲仙市)も、例年より10日ほど遅れて色づきはじめ、いま見頃を迎えています。山肌を染める赤、黄色、オレンジ色。そこに常緑樹の緑色が加わって生み出された景色は、まるでパッチワークのよう。人間にはとうてい作れない雄大で美しいコントラストを楽しむことができます。 暦の上では冬ですが、長崎ではその気配はあまり感じられません。秋になると大陸から渡ってくるジョウビタキは、例年通りやって来たようで、「ヒッ、ヒッ」という鳴き声を何度も耳にしました。小春日和の休日、ジョウビタキを撮ろうと中島川沿いを歩いていると、桜の木の枝に留まったカワセミを見かけました。この日は本命のジョウビタキには会えませんでしたが、キセキレイ、アオサギ、マガモ、イソヒヨドリなど常連の野鳥たちの元気そうな姿を確認できました。  見上げれば、まだまだ秋らしい空が広がっています。秋の雲といえば、いわし雲が代表的ですが、刷毛や筆でサッと描いたような筋状の形をした「巻雲(けんうん)」もよく見られます。ちなみに、ひこうき雲(飛行機の航跡に発生する雲)は、「巻雲」の仲間だそう。先月、五島列島の海上から、そして今月、長崎県庁の展望テラスから撮った「巻雲」をご覧ください。  さて、旅行シーズンでもあるこの時期。長崎市中心部は、国内外からの観光客をはじめ、各地からやってきた修学旅行生、さらには、先月開業した「長崎スタジアムシティ」を訪れる人々も加わって、いつも以上に往来する人々の数が増えている印象です。そんな人の流れから抜け出すようにして、長崎駅西口界隈に絶えず人が訪れている場所がありました。 そこは、この界隈に点在する2つオリジナルデザインのマンホールです。ひとつは「ながさき未来応援ポケモン」の「デンリュウ」が描かれたもの。ここにあるのは長崎市バージョンで、佐世保市・大村市・雲仙市・新上五島町の県内5つの市町に、それぞれの土地柄を背景にした「デンリュウ」のマンホールが設けられています。また、デンリュウは路面電車やバスにもラッピングされ、町行く人の目を楽しませています。   そして、もうひとつは長崎市出身の漫画家、渡辺航氏が描く人気漫画「弱虫ペダル」のマンホール。キャラクターのひとり「鳴子章吉」が描かれたものがあります。こちらのマンホールは長崎市水道局供用60周年を記念して令和4年に長崎市内全域の観光&景観スポット全27カ所に設置されたもののひとつ。主人公の「小野田坂道」のマンホールは、クルーズ船が停泊する松が枝国際ターミナルの近くにあります。探してみませんか。

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  • 第658号【展開する2024年秋】

     長崎港に寄港する国際クルーズ船。コロナ禍を経て、すっかり日常的な光景になりました。ようやく夏が過ぎ、催しや観光などを満喫できる季節が到来しましたが、いつもの秋より気温が高く、蒸し暑いのが気になるところ。クルーズ船から降り立つ外国人の姿もまだ夏の装いです。長崎では、9月に真夏日が続いたせいか、毎年お彼岸前から咲きはじめたヒガンバナがめずらしく遅れ、10月に入ってから見頃を迎えています。天気予報によると九州では、もうしばらく夏日(25〜29℃)が続くそう。ですが、急に涼しくなる日もあるので体調に気を付けたいですね。  この10月、長崎は新時代への展開を明確に感じさせる大きな節目を迎えます。「長崎スタジアムシティ」(長崎市幸町)の開業です。サッカースタジアムやアリーナ、ホテル、オフィスビル、ショッピングモールが揃った複合施設で、「ジャパネットホールディングス」という民間の会社が主体となって進めた開発プロジェクトです。開業を受けて、最寄りの電停とバス停が今月から名称を変更。電停は「銭座町(ぜんざまち)」が「スタジアムシティノース」、「宝町」が「スタジアムシティサウス」に。バス停は、「銭座町」が「銭座町 長崎スタジアムシティ」、「幸町」が「幸町 長崎スタジアムシティ」に。今月に入ってから、すでに人の流れに変化が見られます。長崎のまちの在り方にも大きな影響を与えそうです。  まちが新しい展開を迎える一方で、伝統の祭りで賑わう姿も長崎の変わらぬ魅力のひとつです。10月3日の「庭見世(にわみせ)」を皮切りに「長崎くんち」関連の行事が続いて市街地は連日賑わっています。「庭見世」とは、10月7日からはじまる「長崎くんち」本番を前に、演し物を奉納する踊町(おどりちょう)の家々や店舗などで、傘鉾をはじめ衣装、小道具、贈られたお祝いの品々を披露するもの。今年は、7つの踊町(興善町、八幡町、万才町、西浜町、麹屋町、銀屋町、五嶋町)の「庭見世」めぐりを楽しみました。  夕刻にはじまる「庭見世」。お祭り独特の混雑のなか、道をゆずりあってそぞろ歩く見物客たち。思いのほか高齢の方々の姿が目立ち、家の軒先に椅子を出して道行く人を眺めている人も。たまたま隣り合わせた80代の女性が、「庭見世の雰囲気は、昔と変わらんね」「子どもの頃は、くんちになると新調した服を着せてもらうのがうれしかった」などと話してくれました。  「長崎くんち」の間、お祭り気分を盛り上げるもののひとつが、家紋やシンボルマークなどを染め抜いた幔幕(まんまく)です。踊町をはじめ市中心部の家々や店舗、公共施設などが入り口に張って「長崎くんち」を応援します。いろいろな日本の家紋を見ることができて面白いという人もいます。   ということで、本日10月9日は、「長崎くんち」の後日(あとび)です。午後1時から神輿(みこし)がお旅所から諏訪神社にもどる「お上り」が予定されています。市中心部を練り歩き、各所で演し物を披露してきた踊町は、最後の力をふりしぼります。期間中、「モッテコーイ」「ヨイヤー」といった掛け声があちらこちらから聞こえてきましたが、なかでも長崎駅そばの「かもめ広場」はたいへんな人集り。麹屋町の川船と鮮やかな水色の衣装を着た根曳衆らが、大きな歓声を浴びていました。

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  • お客様の声

    息子がふるさと納税返礼品でちゃんぽんと皿うどんをプレゼントしてくれました。久しぶりのみろくやの味で家族で長崎に住んでいた頃(40年前)の昔話になりました。「やっぱり、みろくやが一番!」おいしいものは人を幸せにします茨城県 S・I様我が家では野菜たっぷりで食べます(^^)スープも、あっさりとした味わいで、とても良い(^^)太麺で食べ応え満点です!!家で食べているのに、長崎に行った気分になりました!!ちゃんぽん大好きです☆兵庫県 C・K様

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  • 第657号【9月 酷暑の中、秋の気配】

     9月に入ってからも30℃越えの気温が続く九州。長崎ではたびたび熱中症警戒アラートも発表されています。中島川沿いのヤナギの葉はパサパサ。アオサギやシロサギは川面に影がさす夕方になるのを待って、餌取りをしているようでした。異常気象といえるほどの厳しい暑さはまだ続くようですが、ときおり吹き抜ける風に秋の気配が感じられるようになりました。もうしばらく、がまんです。  旬のものを食べて、酷暑に耐え続ける身体を癒したい。そんな気持ちでスーパーの鮮魚コーナーをのぞくと、カマスが目に入りました。長崎ではカマスは9月から11月が旬とされる魚です。白身が水っぽいので、干物を好む方も多いようですが、シンプルに塩焼きもおいしい。焼く前に塩をふって30分ほど冷蔵庫におき、水分を抜けば身が締まります。白身はやわらかく、ほどよい旨味があり、ご飯がすすみます。  地元の農作物を扱うお店に行くと、雲仙産の落花生を見つけました。落花生といえば、日本の生産量の約7〜8割を占める千葉県産が有名ですが、長崎県でも、雲仙、大村、五島などで生産されています。落花生の収穫時期は9月。生のままの落花生が店頭に出る期間は限られているので、見かけたらすぐに購入し、塩ゆでに。炒りタイプにはないおいしさを楽しめます。  ちなみに落花生は、「ピーナッツ」、「南京豆(なんきんまめ)」、「唐人豆(とうじんまめ)」などとも呼ばれます。「ピーナッツ」の名称は昭和に入ってからだそうです。また、長崎では「落花生」を「ドウハッセン」と呼ぶことがあります。中国語で落花生が、「ロウフゥアシェン」と発音することに由来するそうです。  長崎県のほぼ中央に位置する大村では、「塩ゆでピーナツ」が名物のひとつです。この地域の郷土料理で「煮ごみ」というものがあります。これは、ダイコン、ニンジン、ゴボウ、鶏モモ肉、厚あげ、干し椎茸などをさいの目に切って煮しめた、いわゆる五目煮です。大豆に代えて、ゆで落花生使うところが特徴です。  9月に入り、サツマイモの収穫もはじまったようです。「新サツマ芋」と値札に記されたものを購入。さっそく、長崎市野母崎地区に伝わる郷土料理、「いも寄せ」を作りました。もっちりとした生地は、炒りゴマとショウガが香る昔ながらの味わいです。   さて、来週9月17日(旧暦8月15日)は、十五夜です。一年でもっとも美しいとされる「中秋の名月」ですが、サトイモやサツマイモの収穫時期と重なることから「いも名月」とも呼ばれています。農家では、稲穂に見立てたススキを飾り、初掘りしたサトイモの煮付けや月見団子などを供え、秋の実りに感謝しました。今年の十五夜は、酷暑の中、育ってくれた農作物とがんばった人々を思い、ひときわ感慨深い月見になりそうです。

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