第215号【ハウステンボスでハッピークリスマス】
この冬、ホットでロマンチックなクリスマス気分を味わいたいならハウステンボス(佐世保市)がおすすめです。街中がイルミネーションの光に包まれて夢のよう。ハウステンボスは5年前より段階的に場内の宮殿や塔、チャペルなどに光の装飾をほどこして、「光の街」として進化をとげてきましたが、この冬はいよいよその街づくりが完成。今までの冬より一段と華やかにきらめく「光の街」となって、訪れる人々を魅了しています。
その美しい姿は、夜のとばりが降りはじめると次々に姿を現わします。高さ105メートルのランドマークタワーは、上品な光のドレスをまとったよう。そして、運河も、風車も、港の船も、今までにないシックでドラマチックな光が輝いています。この昼とは全く違った幻想的なハウステンボスに、場内各所で「スゴイ!」「キレイ!」の歓声があがっていました。
場内には、クラシカルなタイプからアーティスティックなタイプまで、いろいろなクリスマスツリーも飾られています。中でも人気だったのが街の中心部に位置するアレキサンダー広場のツリー。来場者がそれぞれのメッセージをハート型のオーナメントに記して吊したツリーで、たくさんのラブメッセージが寄せられていました。
多彩なクリスマスイベントも毎日行われています(~12/25迄)。本場アメリカからやってきたゴスペルグループによるライブや、クリスマスナンバーをたっぷり楽しめる「ハッピーホリデーショー」、童話の世界のようなクリスマスストーリーを歌とダンスで繰り広げる「セレブレーション・オブ・ライトショー」などお楽しみは盛り沢山です。
場内には、まだまだハッピーな出会いがいっぱい。絵本で見たとおりの真っ赤な衣装と真っ白なおひげのちょっと太っちょのサンタクロースが突然目の前に現われて子供たちはおおはしゃぎ。また、ハウステンボスには輸入食品や輸入雑貨、陶器、お酒など、魅力的なショップが多彩に揃っているので、お気に入りのショップにも出会えるはずです。
中でも、このプレゼントシーズンにおすすめなのが、アレキサンダー広場沿いに先月オープンしたばかりの「EURO(ユーロ)」というショップです。ドイツ、オランダ、フランスなどヨーロッパ各国の有名ブランドの雑貨が揃っています。大切な人に素敵なクリスマスプレゼントを贈りたいという方は、ぜひ、のぞいてみてください。
ハウステンボス美術館でも、「太陽と精霊の布展」という見応えのある展覧会が開催中でした(H17年1/16迄)。中国・東南アジアのトン族、ミャオ族、タイ族といった少数民族の染織品を多数展示。今も伝統的な生活様式を守って暮らしているという彼らが生み出す、藍色の染や、幾何学的な紋様の織、ち密な刺繍。その洗練された美意識は、どこか日本文化にも通じるようで興味深いものがあります。クリスマス気分とはまた違った趣きの展覧会ですが、ご覧になってみませんか?