第173号【好評開催中!長崎ランタンフェスティバル】

先週「大寒」の日、この冬一番といわれる寒波が来て長崎は大雪に見舞われました。

その翌日、雪景色の中「2004ランタンフェスティバル」は開幕。真っ白な雪に1万2千個にも及ぶランタンの光が映えてとてもきれい。寒い中にも関わらず、大勢の市民や観光客が光輝く街へと繰り出しました。(^▽^″)




前々回のコラムでもご紹介しましたが、近年長崎の冬を彩る一大イベントとなったこのフェスティバルは、中国のお正月を祝う「春節祭」が発展したもの。


約2週間行われ、今年は2月5日まで開催されます。

開幕してから今日でちょうど1週間経ちましたが、連日ランタンが飾られた街(新地中華街や浜町が中心)は大勢の人出で賑わっています。異国情緒たっぷりの赤や黄の光の下を歩けば、冴えざえとした寒さの中でも、心が温もってくるから不思議です。




メイン会場の湊公園会場(新地中華街そば)と、中央公園会場(メルカつきまちそば)では毎日、中国雑技、胡弓演奏、龍踊りなどが行われ、観客を飽きさせません。


極彩色の衣装に、大きな目に長いまつげの可愛い顔をした中国獅子舞の躍動感あふれる演技もお見逃しなく。




祭りの楽しみといえば出店ですが、昔懐かしいハトシ(※コラム100号参照)、鯨カツ(※鯨肉を揚げたもの)、桃カステラ、角煮まんじゅうなど長崎ならではの味を楽しめる出店が軒を連ね、観光客だけでなく地元の人にも喜ばれています。




唐寺の崇福寺(そうふくじ:鍛冶屋町)、興福寺(こうふくじ:寺町)もランタンが飾られています。崇福寺には大雄宝殿や第一峰門といった国宝をはじめ重要文化財や史跡などがたくさんあります。興福寺は、広い境内と赤寺の雰囲気が日本のお寺とはまた違ったおおらかな大陸の趣きが感じられるお寺です。フェスティバル開催中は、それぞれ17時以降入場無料ですので(21時閉門)、この機会に訪れてみませんか?


イベントで賑わう湊公園会場から徒歩5分ほどのところに、唐人屋敷会場があります。ここは江戸時代に中国人の居住地域だったところで、土神堂(どしんどう)、天后堂(てんこどう)、観音堂(かんのんどう)、福建会館天后堂(ふっけんかいかんてんこどう)など中国由来のお堂があります。この4つのお堂を全部巡って赤いロウソクをお供えすると良縁に恵まれ、夢がかなうといわれているそうですよ。

あなたもぜひ、お出かけ下さい!



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