第157号【黒島と辻町の共通した不思議なネーミング】
巷で、無駄な知識に「なるほど…」とうなずくことが、少し大切な風潮ですね。 特に名前の由来は大事に守りたいものです。こみくら行ってきました。佐世保駅から松浦鉄道に乗り換えて30分。 相浦港から生活船と貨物便の2種類が運行していて、こみくら、貨物船の「むつ丸」(12人乗り)で50分かけて渡りました。 交通手段がちょっと不便な、それでいて誰もが行ってみたい「黒島」へ。 (^^;長崎-佐世保モ合ワセルト3時間!
農協の黒島支所と佐世保市役所の黒島支所の郵便物の区別がつきづらいという、時間がゆったりと流れる島。 この島には重要文化財の美しい教会、黒島天主堂があり、 長崎に多い教会の中で黒島の教会の塔は王様の冠型をしているのが特徴です。 島が樹木に覆われて黒いから黒島。カトリック教徒が多いからクルス島がなまってクロ島とも言われています。
ところ変わって長崎の浦上地区には辻町という名の町があります。 この町には十字修道院や十字幼稚園があって、 丘の上には踏み絵に心痛めたカトリック信者によって十字架が建てられた、その名も十字架山があります。 …何かピンときませんか?「辻」の文字。 永く親しまれた名前や町名など、町村合併などで簡単に無くしてはいけないような、そんな気持ちになってしまいます。 (□_□)十字架山ハ公式巡礼地ニ指定サレテイマス。
▲黒島天主堂
重要文化財(国指定)
▲有田焼のタイルも
使われた教会内部
▲公式巡礼地に指定
された、聖地 十字架山