第25号【春うららのハウステンボス】
ひと雨ごとに春の気配が増して来るこの季節。風が強いと、もしや春一番?と思ったり、周囲の風景の中に知らず知らず春探しをしてしまうのは人間の本能なのかしらん? ハウステンボス行きの高速バスの中でそんなことを思いながら外を眺めると、冬枯れした樹木や草の間で新緑が芽吹きはじめているのが見え、ああ、今年もちゃんと春が来るんだ、、、なんてあたりまえの事に、ちょっと感動したりして。{・おセンチだなあ。 でも小さい春を見つけた時って、なんだかうれしい気分になりません?
さてこの日は『山沿いでは粉雪が降るでしょう』というお天気。青空はのぞいているけれど、風がとても冷たい。ハウステンボスでは「チューリップ祭」を開催中らしいけど、果たしてチューリップは元気に咲いているのだろうか?などといらぬ心配までしてしまいます。 長崎市内からハウステンボスまでは高速バスでわずか1時間。あっという間に到着です。(^▽^)ヒガエリ派ダナ。
▲チューリップ祭り開催中の
ハウステンボスは春満開!
カップルや団体の観光客と一緒にゾロゾロと入国。すると目の前にチューリップ畑が絵のような美しさで広がり、街はしっかり春の装い。こちらも思わず気分が春めいて、ルンルンしながら運河を航行するクルーザーへ乗り込みました。ヾ(@⌒▽⌒@) Go Go !
▲ハウステンボス内の運河を
ゆっくりと航行するクルーザー
自然石で造られた護岸の浅瀬には新緑の藻が気持ち良さそうに揺れ、魚たちの新しい生命を密かに育んでいる様子。いくつかの橋の下をくぐる時はまるで映画のワンシーン。古き良きヨーロッパの街並を再現したこの街のお洒落な雰囲気が気分をさらに盛り上げます。ほどなくして街の中心部ユトレヒトへ到着。
街の広場ではイングリッシュガーデンをはじめいろいろなスタイルの庭が設えられ、世界各国のガーデニンググッズも販売。ガーデナーならぬ自称ベランダーの私はもう興味津々。と、そこへ花で装飾された馬車や愉快なパフォーマーたちがやって来て、賑やかなカーニバルがはじまりました。軽快な音楽と踊りは春の訪れを祝うかのよう。観客も一緒になって盛り上がり、とても楽しそうでしたよ。♪【,◇,】┏[^▽^]┛〈⌒∪⌒〉Yハルガキタ!
ところでハウステンボスの街中には250種類100万本ものチューリップが植えられているとか。それで今回私がぜひとも見ておきたかったのが、「ハウステンボス」という名の新種のチューリップ。ハウステンボス美術館の前で見つけました。白地にピンクのフリンジで縁取られた愛らしい姿のそのチューリップは、よく見ると冷たい風から身を守るかのように花びらはキュッと内側に締まっていました。もう間もなくすればお日さまの力で優しい笑みを浮かべてくれるはず。その頃にまた、会いに来るからね。(^。^゛ゝ)
▲その名も「ハウステンボス」
つぼみ姿でも可愛いのです