第22号【ランタンフェスティバル好評開催中!】
この冬は雪が降らないなあと思っていたら、今月中旬、突然の雪。しかも34年ぶりの大雪になってしまいました。その日は朝から交通網が麻痺。あちらこちらの会社では早めに仕事を切り上げたり、学校は休校になったり、カー用品のお店ではチェーンの売り切れ続出で、もうみんなてんてこ舞い。わずか2日ほどの積雪でしたが、ちょっとした騒動だったのです。そして雪が解けるのを待っていたかのように「長崎ランタンフェスティバル(1/24~2/7迄開催)」の準備は、はじまったのでした。\(⌒◆⌒)
▲龍も飛ぶ!?
メイン会場の湊公園は人もランタンも
Power Upしていました
このコラムでも12月に一度ご紹介した「長崎ランタンフェスティバル」。これは「春節祭(しゅんせつさい)」といわれる中国の旧正月にちなんだイベントで新地中華街を中心に近隣商店街も一緒になって旧正月の新年を祝います。そして24日にはじまってからというもの、夕方近くになるとどこからともなく大勢の人々がランタンの灯りの下へ集まって来て、熱く盛り上がっているのです。(‘〇‘)スゴイヨ
新地中華街横にある湊(みなと)公園にはステージが設けられ、中国雑技、龍踊り、中国獅子舞等で毎日賑わっています。特に中国雑技は、本場ならではのアクロバットな演技が次々に披露され、会場内は「ホォー」、「ハァー」w( ゜o゜)wと感動のためいきの連続。ここには点心や中華菓子の屋台も出ていて、肩車された子供がホカホカの中華まんをほおばっている姿をよく見かけました。( ¨)オイシソウ…
▲龍踊りや中国雑技で盛り上がる
特設ステージ(湊公園)
湊公園の拍手の渦を後にして、ランタンの灯りを頼りに唐人屋敷跡へ行くと、今しがたまでの賑わいとは打って変わってしっとり静かな風情が漂っています。道行く人々の手には赤いロウソク。唐人屋敷跡にある4つのお堂を巡っているのです。何でもこれらのお堂を全部巡って赤いロウソクをお供えすると良縁に恵まれるという話。さっきから若いカップルが多いなと思っていたら、そのせいだったのですね。(・З・イイナア…
さてこのお祭りの期間中、ぜひ足を運んで欲しいのが長崎唐四寺に数えられる崇福寺(そうふくじ)と興福寺(こうふくじ)(他は福済寺・聖福寺)です。崇福寺は朱色の御堂や珍しい彫刻など、中国洋式の贅を尽した建造物で、1629年に建立されたもの。国宝や国の重要文化財が揃っていて見応えがあります。また興福寺は、長崎の唐寺の中で最も古いお寺で、1620年に建立。ここには大雄宝殿(だいおうほうでん)といわれる大陸的風格を感じる建造物や二対の魚板など珍しいものを見ることができます。
▲あでやかなランタンで
ライトアップされた崇福寺
いずれのお寺もランタンフェスティバル開催中は17時以降入場無料(21時閉館)。この機会に長崎の唐寺を堪能してみませんか。 ヾ(^V^)そして旧正月の新年で、気分一新!